過ぎし日の「マドレーヌ・サービス」の記憶

過ぎし日の「マドレーヌ・サービス」の記憶

水口病院(産婦人科)では、患者さま満足の実現のため、試みの一つとして「マドレーヌ・サービス」と呼んでいた取り組みがありました。

(以下、職員研修レジュメから抜粋)

マドレーヌ・プロジェクト(産婦人科)

1.プロモーション・コピー

すべてはゲストの笑顔のために

喜ばれることに喜びを

時を越え、いつまでも心に残る、五感に訴えるホスピタリティ

2.マドレーヌの思い出=出産時の喜びの思い出


挿話

「貴女が、、、、、出産から何年も経ったある寒い冬の日のこと。
陰鬱な一日にもの悲しさですっかり気が滅入ったまま、
なにげなく、プチット・マドレーヌのかけらを紅茶に浸して、一匙、口に運びます。

その瞬間、甘美な喜びが胸いっぱいに広がります。出産のときの祝福と感動に満ちた情景が、花開くように心の中によみがえります。

初めは喜びの原因が分かりません。しかし、やがて、ハッと気がつきます。
・・・お産で入院した水口病院の、アフタヌーン・ティーのときの味や香りの思い出からくるものだったのです。

思いがけない記憶の噴出とともに、貴女は幸福感に満たされます。」

「いつまでも心に残る素敵な出産を、マドレーヌ・サービス」

・・・・・有名な「マドレーヌ体験」に重ね合わせて・・・・

小説の中で、「主人公がある日紅茶に浸したマドレーヌのかけらを口に含んだ瞬間、まるで玉手箱を開けたように甘美な喜びが胸いっぱにひろがり、少年時代に休暇を過ごしていた村の情景が鮮やかに甦って幸福感に満たされる・・・。」というマドレーヌ体験に重ねあわせて、

「出産のときの祝福と感動に満ちた思い出が、いつまでもゲストの心に甦り、満ち足りた幸福感を何度も味わっていただきたい」との願い込めて、・・・

私たちは、そんな時を超えた、味や香りといった感覚に刻まれたゆく、感動のおもてなしをお約束いたします

*マドレーヌ体験
20世紀の代表的文学者の一人であるマルセル・プルーストの長大な小説「失われた時を求めて」に出てくる無意志的記憶の一つ。

水口病院

吉祥寺 水口病院